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初めて見るもの、食べるもの、北海道生活は驚きの連続です→札幌生活も6年になりました。北海道の花に魅せられて花追人に変身中。
by fafaccio-Hokkaido
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美唄で焼き鳥に舌鼓(後編)
美唄で焼き鳥に舌鼓(後編)_d0117900_19335049.jpg
浦臼神社まで歩いて来る途中に道の駅があったので、
戻ってお昼にお蕎麦を食べた。
GWという事もあり結構混んでいる。
朝の路線だと本数が余りにも少なすぎるので、
このまま5KM程度歩いて函館本線の奈井江(ないえ)駅まで行く予定だ。
先日のニセコで5KM程度なら余裕で歩けるという自信がつき楽勝だろうと思っていたが
残念ながら鶴沼から奈井江までは良い記憶がない。
少なくともウォーキングコースとしてはお勧め出来ない。
まず景色が良くない。大きな国道沿いで歩道はあるが歩いている人は私たちだけだった。
当然だろう。私だってももう一度わざわざ歩こうとは思わない。
道を左手に折れるとひたすら広がる畑の中の道を進むがとにかく横からの風が強く、
畑も耕す前の段階なので、白ッ茶けた土がむき出しの殺伐とした景色が続く。
風に吹かれ続けて髪の毛は竜巻のように逆立ち全てがザラザラしてくる。
路肩には心を和ましてくれる花は咲いておらず、代わりにエロDVDのパッケージが捨てられている。
立ち止まってしげしげと眺める。





美唄で焼き鳥に舌鼓(後編)_d0117900_2122988.jpg
 
畑の向こうにやたら大きな橋が見える。
「まさかあれを渡るんじゃないだろうね?」と夫が言う。
地図を見ると、奈井江に通じる道は石狩川を渡る事になっている。
余りにも人影がなく橋に歩道はないのでは、と心配になってくる。
幸いな事に歩道はあった。高いところが苦手な夫は出来るだけ端を避けて歩き続ける。
川も空も鈍い色に染まっている。心も染まりつつある。

最悪な事にお手洗いに行きたい気分になってきた。
もちろん道の駅で出発前にきちんとすませておいた。
調子に乗ってお水をゴクゴク飲んだのがいけなかったのか。
私はお手洗いがとても近いのだ。
(ビールは中ジョッキ1杯につき少なくとも2回はお手洗いに行く。)
でも夫には言わず黙々と歩き続けた。しばらくしてから打ち明けた時に夫は言った。
「俺も」
よっしゃ!!同類がここにいた!ちょっと嬉しかった。
「じゃ、一緒に駅までこのまま我慢しあおうね!」と言ったところ
夫は「俺は最悪どこでも出来るし。周りに誰もいないから橋のたもとで隠れてすれば」と言う。
冗談じゃない!!いくら誰もいなくても30超えた女がペロリと剥き出して出来るわけがない。
そんなの絶ッッ対に無理!!
(余談だけど札幌のすすきので 2組のカップルの中の女の子一人が
「もう我慢できなーい!!」と叫んで
ビル前の茂みの中でしゃがんでしたのを見た事があるけど、死ぬほどビックリした。)
それに万が一、誰もいなくても、もしペロリと致したら夫は一生この日の事をネタにするだろう。

私だけ我慢するのは納得がいかなかったので、強引に夫も一緒に駅まで頑張る事にした。
麗しきトイレ同盟だ。
残り1.5kmくらいかなと思った矢先、「あと3km」という看板が目に入り泣きたくなった。

お~~!私の可憐な貯水槽はあと3kmも保てるのか?
おまけに道沿いにはお店ひとつ見当たらない。
農家の人が庭先で作業をしているのが目に入って、世間話のついでにといった感じでお手洗いをお借りしようかと思ったが
そんな高度な技はできそうにもない気がした。
早歩きで歩いているせいか額には汗が浮かんできた。
このまま私の貯水槽の水分も汗となって蒸発すればいいな・・と馬鹿な事を考えてもみた。

 ひたすら歩いた時、遠くにコンビニらしい看板が見えた時には本当に助かったと思った。
近づくにつれセイコーマートだと判った時には勝った!(何に?)と思った。


美唄で焼き鳥に舌鼓(後編)_d0117900_1942381.jpg

 さて気分も晴れ晴れと奈井江駅から電車に乗って帰る途中、美唄(びばい)駅を通る事がわかった。
「せっかくだから、美唄焼き鳥を食べて帰ろう!」と途中下車をして名物の焼き鳥を食べて帰る事にした。
1時間程度の時間がある。美唄の町は道路が広く立派だが歩いている人はほとんどいない。
どう見ても活気がない。
裏通りもガランとしているがスピーカーから「○○しんきん〜♪」と軽快な音楽が流れてきてそれが一層寂しい気持ちを増長させる。
中心部の道路と国営の建物は立派だったブルガリアの首都・ソフィアの街並みをふと思い出した。



美唄で焼き鳥に舌鼓(後編)_d0117900_2131652.jpg
手持ちのガイドブックに載っていたたつみというお店がやっていたので入る。
16時半だがお店は満席に近い。
ひっきりなしに近所の人だかがやって来てお持ち帰りの焼き鳥を引き取りに来たり、注文したりしにやって来る。
お持ち帰り用は40分待ちだと言われている。
数人のおばちゃんが次々と焼く前の下拵えした串を山のように持ち運んでくる。活気に溢れている。
私たちは早速生ビールとモツ串と精肉、ぽんぽち、らーめんサラダ、とり刺しを頼んで生ビールをゴクゴクと飲む。
帰りの電車はトイレ付なので今度は安心だ。心置きなく飲める。
美唄焼というのは札幌に来て初めて食べたが串1本に内蔵各部(きんかん、肝臓、ハツ、など)が数種類刺してある。
私は鶏の皮が苦手で蒸し鶏の皮はもっとも避けたいものの一つだ。少しでも臭みがあると飲み込むのに一苦労する。
モツ串も一見、大丈夫かなと思ったが全く嫌みがなく少々、塩コショウが強い感もするけど美味しかった。
とりさしも美味しくてもう一皿追加したほどだ。
美唄焼は東京ではまずお目にかかれないと思う。存在すら知らないと思う。

後日、焼き鳥好きの友人に「美唄焼を食べたよ」と書いたら「これ何て読むの?」と返事がきた。

美唄で焼き鳥に舌鼓(後編)_d0117900_2344227.jpg

浦臼はピンクの丸印、美唄は黄緑色の丸印。

by fafaccio-Hokkaido | 2007-05-04 00:01 | 空知エリア
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