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初めて見るもの、食べるもの、北海道生活は驚きの連続です→札幌生活も6年になりました。北海道の花に魅せられて花追人に変身中。
by fafaccio-Hokkaido
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ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森
札幌芸術の森で行われている「イタリア美術とナポレオン展」が25日までなので、行ってきた。
札幌芸術の森は地下鉄真駒内駅から更にバスに乗ったところにあって、我が家からはやや遠いので行くのが億劫だけど、
えいっと気合いを入れて出かけてみれば、まさに森の中にある素敵なところだ。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8183347.jpg
何だか北欧にいるような気分だ。(行ったことないけど)
広大な敷地内には美術館だけではなく工芸館や複数の工房、更に長期滞在可能なアトリエまである!
今回は立ち寄らなかったけれど野外美術館もあって緑の中で彫刻観賞もできる。(野外美術館は舗装されていない道も多いのでスニーカーなどの方が良いです。)
これは昨年行った時の野外美術館の様子。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8212887.jpg
工芸館の二階には織り機と糸がずらりと並んでいた。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8223598.jpg
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8225763.jpg
札幌中心部よりも標高が高いせいか、回りの新緑もまだ初々しい。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8234577.jpg
これが美術館。最終日が近いので混んでいるかと思ったけど、ガラガラだった。
おかげでゆっくり作品をみる事が出来た。
「イタリア美術とナポレオン展」。なんでナポレオンかというと、ナポレオンの生地、コルシカ島にあるフェッシュ美術館のコレクションだからだ。
母方の叔父であるジョゼフ・フェッシュ枢機卿が収集したらしく、彼によって建てられた美術館との事。
コルシカ島なんてまず行かないだろうし、更に札幌でルネサンス&バロックの作品が見れるというのはありがたい。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8251514.jpg
これが今回の目玉作品。ボッティチェッリの「聖母子と天使」20歳頃の作品と言われている。
最初にこの展覧会のチラシに載っているこの絵を見た時は、キリストの顏の鼻が上を向いていて、一瞬フィリッポ・リッピ の作品かと思った。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_84058.jpg

もう一つの準目玉がこれ、ジョヴァンニ・ベッリーニ(Giovanni Bellini)の聖母子。
専門用語はわからないけど金を背景に光輪が点々で打たれているジョヴァンニ・ベッリーニの作品は珍しいと思う。
この作品はとっても頂けないというか納得がいかなかった。
ジョヴァンニ・ベッリーニの描くマリアとしては、余りにも顔つきが貧相すぎると思う。
このちんまりとした目元と鼻が特にいただけない。

私はジョヴァンニ・ベッリーニが特に好きで、彼の作品を追って旅が出来たらいいなと夢見た事がある。
下に並べる作品を見ると、いかにこのマリアの顏がしょぼいかわかる。

ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_8502561.jpg
初めて見た作品がコレ。
薄暗い教会内で見ると、本当に聖母子が浮き上がっているかのように見える。
足元にいる愛らしい天使部分のポストカードを買った記憶がある。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_905454.jpg
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_913466.jpg
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_92929.jpg
この作品が一番好き。読めもしないのにイタリア語で書かれたELECTA社の画集を土産に買ったんだけど、この絵が表紙。
5000円近くもする画集で、しかも重いんだけど日本じゃ手に入らないからと抱えて帰ったっけ。
ベルガモのアカデミアカッラーラに展示されているので、いつか見たい、見たいと思っていたら三年前念願かなって見る事が出来て本当に嬉しかった。
ベルガモの旅はこちらにあります。
ナポレオンの鼻の穴ー札幌芸術の森_d0117900_9104331.jpg

これも同じアカデミアカッラーラにありました。
どーです、この表情、この美しさ、絶品でしょう?惚れるぜ!


というわけで、帰宅して余りにも納得いかなかったので、重い画集を引っ張りだして今回の作品が載っていないかと調べてみたところ
「Dipinti attrbuiti」という項目の中に小さくありました。

Dipinti attrbuiti、ジョヴァンニベッリーニ作品じゃなくて他の作者によるものとされている絵、といったところだろうか。
ELECTA社によるとこの作品は「Pier Maria Pennacchi」によるもの、とされていました。
惚れた女に会いに行ったら、女中が代りに出てきたという気分だったので良かったです。


後は自分の覚書だけど気に入った作品はルカ・ジョルダーノの聖ペテロの殉教(刷毛の筋まで見えた)と
ピエール・ユベール・シュブレイラスのピエトロ・フランチェスコ・コルナッツァーノ(長い!)の肖像画。まとっている雰囲気が良かった。

あ、あとナポレオン一世のデスマスクもあったんだけど、口元が死んだ為かゆるく開いていて前歯が覗いているのがリアルだった。
そして鼻梁が高いせいか、鼻の穴の長い事!!!!
余りにもびっくりしちゃって、まじまじとデスマスクを横やら前から眺めて鼻の穴の大きさを目視してみたところによると2.5センチ強はあった。
はて、自分の鼻の穴の大きさっていったいどの位なんだろうか?と今まで気にも止めなかった疑問が湧き出てきたので、
帰宅してから鏡の前で鼻の下に定規をあてがって(間抜けだ!)測定してみると、私のにんにく状の鼻に附属する穴の直径は1センチ。
鼻の頭をピンチで摘んだように持ち上げてみると1.5センチになった。なるほど!これが決め手か!
私は鼻が低いから、鼻に関する仕組みに気づかなかったけど、鼻が高い=鼻の穴も縦にびよーんと長いわけだ。
いやー勉強になったなぁ。今回の作品展で一番心に残ったのはコレかもしれない。

by fafaccio-Hokkaido | 2008-05-21 00:00 |  ├美術館
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