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初めて見るもの、食べるもの、北海道生活は驚きの連続です→札幌生活も6年になりました。北海道の花に魅せられて花追人に変身中。
by fafaccio-Hokkaido
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地下室巡り  12/12-no.4
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13382647.jpg
薄暗い地下室を案内される。
一年中ビールが作れるように巨大なこの地下室を作り、冬の間に氷を馬車で運び込んで地下室全体を冷蔵庫として利用したらしい。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13385758.jpg
中は薄暗くて地面は水に濡れていてひんやりとしている。結構不気味だ。
夫はクエンティン・タランティーノの「ホステル」というホラー映画のセットは絶対にここを参考にしたはずだ!と言いはってた。
ちなみにそのホステルの舞台はスロヴァキアのブラチスラヴァ。
旧東ヨーロッパの都市伝説というか絶対に有り得ない!と言い切れない妙なリアルさがコワイ映画だった。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_1350168.jpg
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13525778.jpg
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13531721.jpg
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13533554.jpg
かなり広いなぁと思ったが、それもそのはず。なんと全長9km、3万㎡もあるという。
こんなところで迷いたくないなぁ・・・。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13551827.jpg
最初からこんなに広かったわけではなく、生産量が増えるのに伴って、地下室も拡張されていったそう。
それまでのビールといえば、褐色や濃褐色のダークビールしかなかったのだが、ここで生まれたビールは黄金色。 世紀の大発見。
この全く新しいタイプのビールは、色ばかりでなく味までもが新しく、飲んでその美味しさに皆、びっくり。
瞬く間に世界中に人気が広まった。
今、私たちがビールといって浮かぶイメージは淡い黄金色だと思うが、まさにその元祖が生まれたのがここの地なのだ。
日本のビールの主流は「ピルスナータイプ」だけど、その「ピルスナー」こそが
ここの「プルゼニュスキー・プラズドロイ」醸造所のドイツ読み「ピルスナーウルケル」醸造所に由来する。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13561442.jpg
古代文明からの秘宝のありかを示す地図のよう。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_13565992.jpg
いよいよ試飲か?それにしては蛇口がないなぁ、まさか上から柄杓ですくうのかな?と思ったら、ここでは説明だけ。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_1358626.jpg
一人一杯ずつ。お代わりはなし。
ブドヴァル醸造所のほうがもうちょっとこじんまりとしてアットホームだった。
さすがこちらは国内最大大手で見学客もひっきりなしに訪れるせいか、全体的にシステマティックだった。
肝心の味は・・・・正直覚えていない。あ〜あ、豚に真珠、猫に小判。
次の日にウ・ズラテーホ・ティグラで飲んだピルスナーウルケルの美味しさが強烈過ぎてそれまで飲んだピルスナーウルケルの味は薄れてしまった。。。。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_14124766.jpg
この地下室は15年前までは実際に使用されていたそうだけど、現在は電気冷蔵タンクに切り替わっている。
完全に使われなくなったわけではなく、現在でも少量ながら木樽で生産されている。
これは現在の生産ラインで作られているステンレス製タンクによるビールとの味の違いを試すものらしい。
作り方は現代的になっても、昔のビールの味と変わらないようにするための比較用との事。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_14163791.jpg
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_14284754.jpg
それにしても中は薄暗い。一人では絶対に歩きたくない。
地下室巡り  12/12-no.4_d0117900_14294325.jpg
一人佇むガイドのおじさん。そしてそれを見つめる髭のおじさん。
というのも、別の建物で見学途中にエレベーターに乗った。
扉が開いて中に乗り込んだ我々は、その広さに驚いた。ワンルームの部屋くらい広いのだ。ほぉ〜すごい!と見回す私たち。
扉が閉まり目的の階のボタンを押し、動かす為にセキュリティカードをかざすガイドのおじさん。
ピピーッ。どうやらエラーのようだ。何度も何度もかざすおじさん。その度に無情なエラー音が鳴り響く。
もしかして私たち閉じこめられた?と不安な顏で皆、顏を見つめ合う。
やがて、扉が開いた!良かったぁと思ったのも束の間、また扉が閉まる。
ガイドのおじさんはあくまでエレベーターで目的地に行きたいらしい。何度も何度もセキュリティカードをかざしては撥ね付けられている。

おじさん・・・そのカード、ダメなんだよ。。。諦めなよ・・・という空気が漂い始めるがおじさんは諦めない。
見学者の一人は笑いながら「私、死にたくなーい!」と言い始める。
後方にいた髭面のおじさんは黙っていられなくなったのか、近寄ってじっと見つめ始める。
ロシア人と思われる髭のおじさんは言葉の壁さえなかったら、ここが悪いんじゃないか?こうしたら良いんじゃないか?と言いたくて仕方ない様子。
おじさんがエレベーターと格闘する事、10分近く。ようやく諦めたらしく、扉を開け、階段で行きましょう・・・・・と言う。
どんなに階段で上っていくのか・・・・と覚悟したところ、何と、一階から二階へ上るだけだった・・・!
さっさと階段で上がったほうが早かった。 。。。

という経緯があるので、また(別の)エレベーターを呼び寄越す際、
「死にたくなーい」と冗談を言い合っていたカップルは、どうせ時間がまたかかるんでしょ!と言わんばかりに近くのソファーでくつろぎ始める始末。
そして髭のおじさんも最初から近づいて動作を見つめている。
そんな周りの冷たい空気の中、端正にたたずむおじさんのこの姿を思い出すだけで、可笑しくて可笑しくてたまらなくなる。


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by fafaccio-Hokkaido | 2007-12-12 00:04 | 2007チェコ
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